普段からチャーハンはよく作ります。
というか、もう20年以上は作り続けていると思います。
料理に目覚めた時期は、小学生の頃だったと思います。
母親が仕事が忙しい時は、祖父母の家に預けられる事が多く、その時に祖母がよくチャーハンを作ってくれていました。
当時はチャーハンとは呼ばず、焼き飯と言っていました。
お世辞にも全然美味しくなく、むしろまずくお腹が空いている時に辛うじて完食できるレベルでした。
それなら、自分で作った方が美味しくできるんじゃないかと思ったのがキッカケでした。
当時はネットもほとんどなく、料理の知識といえば土曜日の夜にやっていたTV番組で、
夜というか18時位から放送していたと思いますが、
「モグモグゴンボ」というヒロミさんとコブ平さんが司会の料理番組です。
子供が料理をしてどちらが美味しいか対決するような企画だった気がします。
その番組に感化され後押しされた感もあったかもしれません。
今思い出しましたが、料理の鉄人という番組も毎週楽しく観ていました。
鹿賀丈史さんが、パプリカを丸かじりするシーンが印象に残っています。
オープニングの鉄人入場シーンだったと記憶しています。
料理が好きだったんだと思います。
食い入るように観ていました。
小学校の頃、座学は好きではありませんでしたが、家庭科での調理実習が好きでした。
高学年の時に数回だけだったと思いますが、普通の勉強ではなく特別な授業であるのも相まって、胸が躍るような感覚になったのを今でも覚えています。
日曜日の朝、早く起きて家族に朝食を作ったこともありました。
シンプルな卵焼きでも美味しいと言ってくれるのが本当に嬉しかった。
ただ、それだけ。
本当に料理が好きだったんだなと、大人になって気が付きました。
今もそれが根底にあり、作り続けているのだろうと思います。
それが僕の「料理の原点」です。
今は、普通のサラリーマンをしていますが、「料理」という違う道へ進んでいたら成功していたのかなとか考えちゃいます。
過去の思い出話はこの辺にして、本題のチャーハンにいいたいと思います。
今回は卵チャーハンを作ってみたいと思います。
卵チャーハンがチャーハンの基本というかスタートラインにあるもの。
これをしっかり作りこまなければ、色々な具材をいれるようなチャーハンを美味しく作ることはできないでしょう。
材料は、ご飯、卵でいきたいところでしたが、ネギが少量残っており入れてしまいました(笑)
「パラパラ」「ふわふわ」「しっとり」の3つが共存を目指します。
早速作っていきたいと思います。
まず、冷ご飯をレンジで温めます。
次に卵をボウルに割り入れかき混ぜます。
その半分をご飯に加え、ムラが無いようにかき混ぜます。
ここのポイントは半分だけ入れるところです。
全量いれてしまうと、ご飯に卵が付き過ぎて食べた時の食感が悪くなります。
パサパサ、ゴワゴワしやすくなります。
なので、薄く卵をコーティングしてあげるイメージで混ぜます。
フライパンを温め、油を投入し、残りの卵を投入します。
この時の火加減は弱火〜中火程度で、油と卵を混ぜ合わせるように丁寧に炒めます。
やや半熟程度で一度取り出します。
フライパンに油を入れ、卵をコーティングしたご飯を炒めます。
この時は中火です。
ある程度ほぐれてきたら卵を投入します。
ご飯1粒1粒を炒めるイメージで、ご飯のダマをほぐしていくのが大切なので
強火ではなく中火で焦げ付かないようじっくり炒めます。
ほぐれてきたら塩コショウで味付けです。
最後に醤油をかけ入れます。
この時鍋肌ではなく直接ご飯に投入します。
香ばしさを出すため、鍋肌にかけるとか言いますが
ただ醤油が焦げたにおいを香ばしいというのに違和感を覚えてしまいます。
ご飯に直接かけて炒めたほうが醤油らしい香ばしさは出るのかなと考えます。
ご飯に潤いを与える材料にもなり得ますからね。
パラパラに潤いは必要か?と思われるかもしれませんが
予めご飯に卵を混ぜる方法の弱点として、
ご飯がゴワゴワになりやすい点です。
最後に水分を加えることでそれを緩和できます。
本来ならば、合わせ調味料を入れ潤いを与えるところですが
刻みネギ(冷凍してあったため固まっていたので水分多め)があり
それを代用として使っています。
完成です。
パラパラに仕上がりました。
卵の感じも良いと思います。
食感が若干パサついていると感じました。
次回は合わせて調味料で水分を与えてリベンジしてみたいと思います。
ではまた。
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